特にこれといった活動もないまま迎えた2020年
なんとセンター平手が脱退、卒業も相次ぎ散々だった
巷に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は解散だな」の声
無言で弁当を持ち帰り始めるメンバーの中、キャプテン菅井は独り控室で泣いていた
サイマジョで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるメンバー・・・
それを今の欅で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすればいいの・・・」菅井は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、菅井ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい机の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってスーパーボールキャッチをしなくちゃ」菅井は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、菅井はふと気付いた「あれ・・・？ファンの人たちがいる・・・？」
控室から飛び出した菅井が目にしたのは、アリーナまで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどにサイリウムが振られ、地鳴りのように野太い声が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする菅井の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ゆっかー、円陣、よろしくね」声の方に振り返った菅井は目を疑った
「ねる？」 　「ゆっかー、居眠りでもしてたの？」
「斎藤マネージャー？」 　「ゆっかー、いつからふーちゃんがマネージャーになったのよ～」
「土生ちゃん・・・」 　菅井は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
１番：守屋　２番：志田　３番：ねる　４番：平手　５番：今泉　６番：菅井　７番：土生　８番：渡邉　９番：渡辺
暫時、唖然としていた菅井だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「帰ってきたんだ・・・あの時間が！」
岩井からマイクを受け取り、ステージへ全力疾走する菅井、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、控室で冷たくなっている菅井が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

続けたまえ

泣ける

「梅ちゃん助けて」

ドキュメンタリー？

そこに土生はおかしいやろ
小林なら素直に泣けた

■あの人はいま　元欅坂４６　菅井友香さん（30歳）
2025年、乃木坂４６　４期生単独東京ドーム公演。 それを、関係者席で見つめる女性がいた。
19歳で将来を嘱望され欅坂４６のキャプテンに指名された菅井さんは今・・・「あの頃は若かったですね（笑）」
若き日を回想する菅井は、どこか寂しげだ。
「未だに当時の夢を見ることがあるんですよ。平手が脱退すると言って一言の挨拶もなく辞めていったことを｣

サイレントマジョリティーで鮮烈なデビューを果たすも、その後のグループ内でのいじめ、文春砲、不動のエースの脱退など
に巻き込まれて思い描いていた活動はできなかった。
グループ卒業後、大学院に進学し馬術競技を再開するも故障がちになり、若手の台頭に押され目立った活躍はできず29歳の若さで引退を決意。
今は馬肉料理屋を営む傍ら、地元の少女たちへ馬術の指導を始めている。

●暖簾の屋号の文字は元欅坂４６の原田葵の左足によるものだ
「あら～いらっしゃーい」。東武亀戸線東あずま駅西口から歩いて１８分。「馬肉　がんばりき」のモスグリーンの暖簾をくぐって店内に入ると
白い割烹着を着た菅井さんの元気な声に迎えられた。

「去年の４月にオープンしました。暖簾の『がんばりき』という文字は原田葵に左足で書いていただいたものだし、開店に合わせてスポーツ紙やテレビでも取り上げてもらった
おかげで、他県から足を運んでくださるお客さんが多かったのはうれしかったですね

●とはいえ、その分、プレッシャーも大きかったという。
「馬肉は本場・熊本県まで食べ歩きに出かける時代でしょ。私が修業した熊本の老舗「あたらっぷ」は赤身が多くて脂が少ないのが特徴だから、
脂こってりが美味しいと信じ込んでる関東人にはモノ足りないようなんです。
それで怒られちゃったこともあるけど、それも修業のうち。我慢、我慢です」

●かつての同僚で現在youtuberとして大人気の齋藤冬優花や乃木坂４６に移籍した山﨑天について尋ねると・・・
「彼女らは私より人気無かったんですけどね（笑)　」と、おどけ
「秋元先生に媚びるのも才能だと思いました」
「あのSHOWROOMさえさえ無ければって・・・歯がゆいですけど。」
「今はもう現役に未練はありません。今度は、教え子を乃木坂に入れますよ（笑）｣
（写真）馬肉にかじりつく菅井さん

パ、パトラッシュ、僕眠くなってきちゃつた

良スレ
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