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「変化」の先の「進化」へ。”平手友梨奈”の「成長」は止まらない。

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1.平手友梨奈の――。

 AKB48の渡辺麻友は、平手友梨奈のパフォーマンスに驚愕する。

 芥川賞作家の柳美里は、平手友梨奈の目力を絶賛する。

 「サイレントマジョリティー」の振り付けを担当したTAKAHIROは、平手友梨奈の存在感に魅入られる。

「はじめ運営の方から平手さん推しでと言われたわけではありませんでした。ただ、『サイレントマジョリティー』の歌詞を見て、サウンドを聴いた時、この曲はセンターの子が所々で強く発信していく振付になるべきだと思いました。そこに平手さんの存在がバッチリはまったんです。もちろん彼女が振りをやってみて、それに応えられなかったら、動き全体の構成は違う物になっていたと思います。そんな中、彼女はそれに想像以上に応えてくれました」。

引用元:モデルプレス 

 たった1曲で、ファンのみならず業界を震撼させた平手友梨奈。14歳(現在は15歳)ながら、デビュー前から注目を浴びた欅坂46のセンターに抜擢された彼女の眼差しは何を見据え、グループをどこに導くのか。

 そして神々しささえ感じる彼女の立ち振る舞いの源泉は、どこにあるのだろうか。

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2.アイドルになった目的

 欅坂46はじめてのイベント「お見立て会」は、2015年11月に開催された。客前でおこなわれる自己PRは、年齢の若い順から行われ、そのトップバッターを務めたのが平手友梨奈。

 彼女はアイドルになって浮き足立っているわけでもなく、今の現状に満足しているわけでもなく、自分自身の言葉で、ありのままの想いを述べた。

私は人気者になって、チヤホヤされたくてアイドルになったわけではありません。私は小さい頃からあまり期待をしてもらえない子どもでした。抱え込んで悩むことが多く、自分が何をしたらいいのかもわかりませんでした。怖くなって体調を崩す日々が続き、いつもおばあちゃんに励まされながら、なんとか生きてきました。でも、私はそんな時、自分を変えたくて欅坂46のオーディションを受けました。

引用元:モデルプレス

 はじめから強い人間はいない。最初からできる人間もいない。「サイレントマジョリティー」で脚光を浴びた少女は、ごく普通の、いや、普通に憧れる女の子だった。期待をしてもらえない。何をしていいのか分からない。年端も行かぬ女の子の前に広がる無限の闇。この闇を振り払う術を、彼女は自身の変化に見い出す。

 目標を持ちたい、自分を変えたい。

 しかしそれは誰もが考えること。だからこそなかなか実行に移すことはできない。だが平手は一歩を踏み出す。その背中を押し、変わる勇気を与えてくれたのは、白石麻衣であり生駒里奈であり乃木坂46だった。

 乃木坂46の姉妹グループ、同じ坂道グループとしてデビューした欅坂46。自分を変えるきっかけを与えてくれた乃木坂46に負けないことは、平手にとっての恩返しでもある。

 そして彼女は、欅坂46の中心に立つ。

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3.センターの重圧

 欅坂46デビューシングル「サイレントマジョリティー」の選抜発表にて、センターに抜擢された平手は、終始俯き、自信のなさが全身からあふれていた。

「不安しかないですけど……一生懸命がんばります」

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 言葉少なに語った意気込み。このときの平手は、昔の「悩みに押し潰されていた少女」に逆戻りしていたのかもしれない。欅坂に入った。変わったと思った。しかしそう簡単に変われるものではない。

 選抜発表後のブログでも、率直な胸の内を明かしている。

正直私は嬉しいという気持ちは全くありませんでした。とにかく申し訳なさと不安とプレッシャーでしょうがなかったです。今でも不安です。プレッシャーです。

選抜発表/平手友梨奈公式ブログ

 彼女の目的は「人気者」になって、「チヤホヤ」されることではない。センターに立っても、グループの中心になっても、自分自身が変わらなければ、欅坂に加入した目的は達成できない。

 そのことは誰よりも平手自身がよく分かっている。

 だから平手はより強く変化する。変貌する。瞬間、豹変する。

 不安も重圧もはねのけ、過去の自分をのりこえ、「最高の今」を見せる。

 尊敬する乃木坂46の名を汚さぬように、欅坂46の名を高めるために、自分自身を変えるために、彼女の鋭い眼光はきらめきを増していく。

 その姿は多くの者を魅了し、平手は一躍アイドル界のスターダムへと駆け上った。

4.変化の証明

 「サイレントマジョリティー」で圧巻のパフォーマンスを見せた平手は、2ndシングル「世界には愛しかない」でもセンターを務める。

 「欅って、書けない?」にてポジション発表がおこなわれた際、センター平手は1stシングル同様に、誰よりも俯いたままだった。業界に波紋を呼び、多くの心を掴んだ彼女の姿はそこにはない。センターに立ったからこそ分かるプレッシャー。またそれを味わうことに不安と恐怖を感じている面持ちだった。

 しかし、経験が彼女を変えた。変わりたい意思が、平手を強くした。

「不安しかないですけど……」

 1stの選抜発表のときと同じフレーズ。だがそのあとに続く言葉は違う。

「今回も良い作品にしたいと思います」

 そしてファンへの決意表明を促された平手は、同じことを言ってしまうかもしれないですけど、と前置きしたあと、力強い言葉を発した。

「今回も良い作品にして、いろんな方を勇気づけたいと思います」

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 彼女の真髄は「変化」。この瞬間、それが訪れた。

 ずっと伏せていた瞳をあげ、カメラを直視する。

 たった数秒で彼女はセンターの重圧と責任感を消化し、前を向いた。

 確かな成長の足跡がそこにある。

 ――迷いに満ちた過去のわたしが、乃木坂46を見て一歩を踏み出せたように。わたしたちの作品が、たくさんの人の勇気になれますように。

 「変化を求めた」少女は、いつしか、「変化を求める」人間の希望となる。

5.「変化」の先の「進化」へ

 平手の進む道は、孤独なもの。

 誰と比較されても、平手友梨奈は平手友梨奈でしかない。

 越えるべきは自分。

 変えるべきは自分。

 
 横を向けば、過去の自分がいる。

 闇に閉ざされたまま、膝と絶望を抱えていた少女がいる。

 どんなに変わっても、自分自身の過去は変えられない。

 しかし過去があるから現在があり、未来をつくれる。

 「変われなかった自分」がいる。

 「変わろうとした自分」がいる。

 そして「変わった自分」がいる。

 かつては、どこで降りれば愛に逢えるのか分からなかった。

 同じような駅のホームを迷っていた。

 しかしふと気づく。

 愛は探すものではない。

 愛はそこにあるものだと。

 世界には愛しかない。
 

 経験と覚悟を重ね、愛を知った彼女は、ますます輝くだろう。

 「変化」の先の「進化」へ。

 止まらない彼女の「成長」は、世界をあまねく照らす光となる。

 風雲急告げるアイドル戦国時代に舞い降りた若き革命児。

 妥協を許さぬ強い意思をのもと、まばたきの間にも彼女は強くなる。
 

 刮目せよ。

 目を離すな。

 平手友梨奈の歴史は、光の速さで今も進んでいる――。

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コメント

  1. 名無しのまとめラボ 2016年6月30日 21:10 ID: g5MDM4MDI

    平手ちゃんってちょっと女の子っぽくなったよね₍₍ ( ๑॔˃̶◡ ˂̶๑॓)◞♡

    返信する

  2. 名無しのまとめラボ 2016年6月30日 22:30 ID: cyMDE1NDk

    欅坂好きな方ラインのグループで語りませんか?IDはsio1020です

    返信する

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