前スレが文字数制限で心が折れたので新しくスレを立ててしまいました
基本的にただただ妄想を書いてくだけなんですが
たまに映画とかからパクったりもします
僕は小心者なので中傷は禁止させてください
優しい言葉で励ましたり褒めてください
よろしくお願いします
【過去スレ】
【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】 ★2
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1521448465/
【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1518822442/
【保管庫】
https://ameblo.jp/ys0penki0rw/
「ポスターみたいな生写真って~俺君なにやってんすか~www」
理佐ちゃんから欅園での話を聞いて腹を抱えて大笑いするもなちゃん
それを見てやや遠慮しながらも笑う手紙男
理佐ちゃんと守護霊な俺が欅園を尋ねた翌日
さっそく訪ねてきたもなちゃん
「でも子供たちに理佐ちゃんをママって呼ばせてたってことはやっぱり理佐ちゃんと結婚してその孤児院の跡を継ぐつもりだったんですかね?」
なんて俺が漂ってる辺りを見て呟くもなちゃん
この猫娘・・・鋭いな
「たぶん・・・」
なんて戸惑いがちに答える理佐ちゃん
うん?理佐ちゃんなんで戸惑ってんだ・・・
まさか俺が結婚しようと思ってたの迷惑がってんじゃねえだろうな
徐々に明らかになる自分の過去に情緒不安定になり被害妄想な俺
「ねぇ、なに拗ねてんのよ?早く出てきなよ」
もなちゃんが帰ると同時にお風呂に立て籠る俺に困る理佐ちゃん
「別に拗ねてないよ・・・俺が理佐ちゃんと結婚しようと思ってたのが迷惑みたいだったから駄々こねてるだけ」
なんて子供返りな俺
「訳わかんないことでお風呂に立て籠んないでよ」
駄々っ子な俺に困る理佐ちゃん
「出て来ないならもう知らないよ、おじさんが番台に座ってる銭湯に行っちゃうからね」
恥ずかしがりでおっさんが番台に座る銭湯なんて行けないくせにチキンラン仕掛けてくる負けず嫌いな理佐ちゃん
「おっさんの番台な銭湯なんて恥ずかしがりな理佐ちゃんじゃ行けないだろ」
「なにそれ?ムカつく」って負けず嫌い発揮する理佐ちゃん
「だったら行けんのかよ、言っとくけどあのおっさんめっちゃスケベだから理佐ちゃんみたいな天地開闢以来の美人はめっちゃ見られるから覚悟しなよ」
なんてマジで銭湯に行かれておっさんに理佐ちゃんの裸を見られたくないから盛り気味に理佐ちゃんを嚇かす俺に
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、私の裸おじさんに見られたくないなら素直に言いなよ」
なんて俺の本心お見通しな理佐ちゃんだから好き
ブログへの移植作業中に「イタコの理佐ちゃん」が頓挫してたのを発見したので再開しました
「帰ってきたイタコの理佐ちゃん」と紛らわしいかとおもいますがご容赦くださいm(__)m
「うん、行ってきた・・・うん、は~い、ありがとうね」
お風呂上がりの髪を乾かしながら電話する理佐ちゃん
風呂上がりの理佐ちゃん良い香り♪
なんて呑気に吉田拓郎になってる場合じゃない俺
何故なら・・・
「手紙さんが俺君の力になれて良かったって言ってたよ」
そう愛しの理佐ちゃんの電話相手が恋敵の電話男だからだ!
「そんなことよりこっち来て座りなさい」
なんてお説教モードな俺
守護霊の威厳てやつを見せてやる
「な~に?さっきまで銭湯行かないでって半べそかいてた人が急に威張って」
なんて俺の出鼻を挫くケンカ上手な理佐ちゃん
「あのさ・・・なんか手紙男との話し方が軟らかくなってない」
理佐ちゃんに機先を制されたためか舌鋒全然鋭くない俺
「そっ、そんなことないよ・・・」
明らかに動揺する理佐ちゃん
「だっ、だってさ・・・いつの間にか敬語じゃなくなってるし・・・」
動揺する理佐ちゃんの反応に理佐ちゃんより遥かに動揺する俺
「気のせいだよ!」
動揺してたくせに俺の半端ない動揺見て強気に押す作戦に切り替える愛しの理佐ちゃん
このアマ・・・
やはり手紙男に気がある・・・
なんて哀しい結論な俺
「まぁ、彼を理佐ちゃんの結婚相手に推挙したの俺だしね、守護霊としては満足しとるよ」
所詮理佐ちゃんとは結ばれない運命の臨時雇いの守護霊な俺
せめて器の大きい男なふりするしかないやねって哀しい俺に
「確かに馴れてきたから敬語じゃなくなってるけどさ、ドス効かすの俺君にだけなんだよね・・・私」
なんてドス効かすのが愛情表現だった理佐ちゃんだから好き
「ほら、早く戦って私が逃げるチャンス作ってよ」
臨戦態勢万全ヤル気満々で怒鳴るヤカラ達相手に逃げる気満々な三蔵法師理佐ちゃん
「俺を犠牲にして逃げたって虚しいだけだよ理佐ちゃん、二人で逃げる方法考えようよ」
ギリギリの土壇場で観音菩薩らしく理佐ちゃんにエゴ丸出しの人生の虚しさを説く俺
「うるさい、あんた日頃私に幸せにしてもらってんでしょ、たった今恩返ししなさいよ」
なんて俺のありがたい説法が心に響かない理佐ちゃん
「はっはははは~醜いね理佐」
なんて高笑いしながら店の前に集うヤカラを掻き分けて俺たちの前に現れた女
「オダナナ~」
なんて嬉しそうに高笑い女に抱きつこうとする理佐ちゃん
この女が理佐ちゃんと待ち合わせさしてた友達・・・
「ちょっと離してよ」
抱きつく理佐ちゃんを振り払おうとするオダナナ
「やだ~」
なんてオダナナをつねり出す歪んだ愛情表現な理佐ちゃん
「ちょっと本当に離してよ!」ってキレるオダナナ
「ねぇ、どうしたの?」
オダナナの剣幕に驚く理佐ちゃん
「街の皆さ~ん、自分の付き人を犠牲にして自分だけ助かろうとしたこの女が私の名を騙る偽三蔵法師こと渡邉理佐ですよ~」
なんて高らかに告げるオダナナ
「え~~っ!?」って超驚く理佐ちゃん
理佐ちゃんの友達が偽三蔵・・・
「しかしなかなか凄え建物だな」
オダナナ軍団に連行されてさしまった俺と理佐ちゃん
友達のオダナナが自分の偽者だったと知ってうちひしがれる理佐ちゃんを他所にオダナナ教団の施設に感心する俺
「理佐ちゃん見てみなよ、三蔵法師の名前はやっぱり金になるんだよ、次は三蔵教団作って荒稼ぎしようか?」
なんて悲しみに暮れる理佐ちゃんに大金稼ぐ算段してテンションあげあげになってもらいたい俺
「そんなんでテンション上がるか・・・」
ぼそっと呟き下を向く理佐ちゃん
なんだかんだ友達思いな理佐ちゃんだから好き
「あのオダナナが私のこと陥れるなんてショック過ぎるよ~」
閉じ込められた牢屋の中で嘆きが止まらない理佐ちゃん
「普段は小声なんだから嘆く時も小声で嘆いてよ」
お昼寝の邪魔されて苦情な俺
「こんな時に呑気に昼寝してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、分かってんの?みんなあんたのせいだかんね」
なんてとんでもない難癖つけてくるヤカラな理佐ちゃん
「俺のせいは酷いよ、理佐ちゃんガサツなとこあるから知らないうちに恨まれてたんじゃないの、理佐ちゃんと待ち合わせの約束して手下のヤカラ送り込むなんてけっこうな遺恨だと思うよ」
なんて言い返す俺
「う~ん?」
俺の言葉に難しい顔して思い当たる節がないか考える理佐ちゃん
数分後
「オダナナは何しても許してくれるから恨んでるわけないじゃん」
なんて多少の心当たりはあるみたいな理佐ちゃん
「相変わらず鈍いね」
なんて鉄格子越しに話しかけてくる人影
「美愉!?あんた何やってんの?」
人影の正体に気づき驚く理佐ちゃん
「こうならないように早く街から出ていくように忠告したのに」
なんて言いながら牢屋の鍵を開けてくれるすずもん
「ねぇ、どうゆうこと?なんであんたがここに居るのよ?」
すずもんを問い詰めようとする愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃん誰か来るから早く逃げよう」
見張り番の足音に理佐ちゃんの手を掴み走り出す俺
「今度こそ早く街から出てってよ」
俺たちの背中をすずもんの声が追いかけてくる
その声に
「うるさい!オダナナの目を覚ますまで絶対に出てかないよ」
なんて言い返す理佐ちゃんだから好き
「お師匠様、マジで逃げないんですか?」
ホテルに逃げ帰った俺と理佐ちゃんから事情を聞いてビビる沙悟浄
「逃げないよ、私の好きなオダナナに戻ってもらうまでこの街に留まるから」
なんてすずもんの忠告完全無視な愛しの理佐ちゃん
「ねぇ俺君、それでいいよね」
世界一の美人理佐ちゃんに頼まれて嫌とは言えない俺
右に同じとうなずくすっかり理佐ちゃんファーストになってしまった八戒
「そう言えば悟空ちゃんは?」
俺と八戒が自分に忠実な下僕であることを確認して余裕が出たのか悟空が居ないことに気づく理佐ちゃん
「恐怖新聞の件でちょっと出てもらってるよ」
なんて恐怖新聞の秘密を解こうと悟空に頼み事した俺
「俺君、恐怖新聞のことなんとかしてくれんの?」
やっと真剣になった俺に嬉しそうな理佐ちゃん
「まあ、悟空が帰って来るの楽しみにしてなよ」
俺を頼りにしてる理佐ちゃんに悪い気がしない俺に
「ついでにオダナナのことも優しいオダナナに戻してよ」
なんてオダナナの件まで俺に丸投げしようとするちゃっかり理佐ちゃんだから好き
「いただきます」
子供達に合わせていただきますしてる理佐ちゃんを宙に漂いながら眺めてる守護霊な俺
初めて欅園を訪れてから1ヶ月
休みの度に欅園を訪ねては子供達の相手したりお母ちゃんの手伝いしてる理佐ちゃん
こんなことで良いのだろうか?
理佐ちゃんの守護霊としては俺ではなく手紙男との愛をはぐくんで欲しいのだが・・・
なんて段々エゴが浄化し始めて守護霊モードが優位になり、気づかないうちに自分より理佐ちゃんの幸せを考えてる俺
「ねぇ、どうしたの?最近穏やかになり過ぎじゃない」
お皿を洗いながら聞いてくる理佐ちゃん
「そうかな?自分ではあんま変わった気がしないけど」
やっぱり自分の変化に気づいてない俺
「変わったよ、穏やかになっただけじゃなくて、エッチなイタズラもしなくなっちゃったじゃん」
なんてちょっと寂しそうな理佐ちゃん
と、その時
「本当に飾ってるし~www」
ホールの方からバカ笑いが・・・
「勝手に上がり込んでバカ笑いしてんじゃねーよ」
なんてホールで腹を抱えてバカ笑いしてるもなちゃんにドス効かす理佐ちゃん
「だってこんなの飾ってたら笑うっしょwww俺君の写真は小さいしwww」
なんて笑いが止まらない理佐ちゃんのドスが全然効いてないもなちゃん
「もう、着いたら電話してって言ったのに」
自分の特大生写真をもなちゃんに見られて照れ隠しに怒る理佐ちゃん
「俺君の育ったとこ見たいっていうからさ」
子供と遊んでるもなちゃんを眺めながら話す理佐ちゃん
「俺の育ったとこ見たって面白かねえだろに」って苦笑いする俺
「本当だよね」
なんて掃除始める理佐ちゃん
「ママ~お客さんだよ」
理佐ちゃんを呼びに来る子供
「うーん?は~い」
なんて返事して玄関に向かう理佐ちゃん
すっかり子供達のママになってる理佐ちゃんだから好き
「えっ!?なんで・・・」
玄関に立つ手紙男に絶句する理佐ちゃん
「もなちゃんに誘われまして・・・」
戸惑い気味な理佐ちゃんに申し訳なさそうな手紙男
「誘ったのすっかり忘れてた」
理佐ちゃんに伴われて部屋に入ってきた手紙男に苦笑いするもなちゃん
なんだってこんな野郎誘ったんだ
なんて守護霊優位モード忘れて悪霊みたいな凶相になる俺
「俺君・・・顔怖いよ」
なんて言葉とは裏腹に嬉しそうに指摘する理佐ちゃん
「どうしたんすか?」
嬉しそうな理佐ちゃんになにがなんだか分からずに聞くもなちゃん
「俺君が凄く怖い顔してもなちゃんのこと睨んでんの」ってやっぱり嬉しそうな理佐ちゃん
「え~っ!?なんで?」って驚くもなちゃん
「うーん?ヤキモチ妬いてるみたい」
照れながら手紙男の方を指差す理佐ちゃん
「それで理佐ちゃん嬉しそうなんすね」
なんて理佐ちゃんをからかうもなちゃんに
「ちょっ!?なに言ってんのよ」って慌てる理佐ちゃん
「俺君が最近私に興味無くなってたからちょっと喜んだだけ」
なんてやっぱり嬉しかったみたいな理佐ちゃんだから好き
「理佐ちゃん照れるよ」
なんて理佐ちゃんの言葉に照れる俺
「照れてんじゃねーよ」って愛情のドス効かす理佐ちゃん
「理佐ちゃん理佐ちゃん」
イチャイチャする理佐ちゃんと俺に割って入るもなちゃん
「うん?なに?」ってもなちゃんを見る理佐ちゃん
その理佐ちゃんに無言で手紙男を指差すもなちゃん
めっちゃ気まずそうな手紙男
「すいません、俺君に乗せられてしまいました・・・」
俺を悪者にして手紙男を放ったらかしにしてイチャイチャしたことを謝る理佐ちゃん
そんなことやってたら
「理佐ちゃんに会いたいって人が居るのよ」
なんてお母ちゃんが言いながら悪人顔の若い衆を連れてきた
「お久しぶりです」
理佐ちゃんに挨拶する若い衆
お久しぶりってことは俺の知り合いか・・・
「誰・・・」
若い衆のこと覚えてない理佐ちゃん
「覚えてないの無理ないです、兄貴は極力理佐さんにはこっちの世界には触れさせないように配慮してましたから」
なんて理佐ちゃんに話す若い衆
「そうなんですか?」
なんてニヤニヤしながら俺の方を見る理佐ちゃん
「はい、理佐さんは神様から世界へのプレゼントだからお前達のような下等な世界の住人は近づくなって言われてました」
「大げさなんだよな・・・」
なんて言ってるわりに若い衆の言葉にますますニヤニヤが止まらない理佐ちゃんだから好き
「えっ、それじゃあ俺君に言われて欅園のお手伝いしてるんですか」
若い衆の話に驚く理佐ちゃん
「はい、兄貴は理佐さんと会えなくなってからここには顔を出さなくなっちまったんすけど・・・」
寂しそうに語る若い衆
俺のことでも思い出してんのか?
「なんで舎弟さんに任せっきりにして顔出さなかったのよ!お母ちゃん可哀想じゃん」
欅園からの帰り道もなちゃんや手紙男と別れた途端に俺の舎弟だったって若い衆の話をぶり返して怒る理佐ちゃん
理佐ちゃん完全に欅園とお母ちゃんに感情移入しとるな・・・
「死んで記憶無くなっちゃった俺に言われても・・・」って困る振りする俺
「都合良く記憶無くしてんじゃねーよ」って拗ねる理佐ちゃん
「ところでさ、そろそろ欅園に顔出すの止めたら」
お風呂からあがって髪を乾かす理佐ちゃんに提案する俺
「やだ」って一言で拒絶の理佐ちゃん
「でもさ、今日の手紙男の顔見たろ?めっちゃ複雑な顔してたじゃん」
守護霊というより同じ理佐ちゃんを愛する男として手紙男に同情する俺
「うるさいなぁ、もうあそこにしか俺君の生きてた面影が無いんだから仕方ないでしょ」
なんて拗ねながら話す理佐ちゃんだから好き
「俺君~ちょっと来てよ~」
先ほどから愛しの理佐ちゃんが俺を呼んでいる
「今は忙しいんだすまないな理佐ちゃん」
呟きながら隣の部屋に引っ越してきた美人OLのお風呂覗く守護霊な俺に
「覗いてんじゃねーよ」
なんてドス効かす鋭い理佐ちゃん
「ちょっとここ座って」
なんてお説教モードな理佐ちゃんだ
「ねぇ、もしかしてさ、穏やかになったついでにエッチじゃなくなったの私に興味無くなっただけじゃないの!」
詰問してくるヤキモチ理佐ちゃん
「言われてみれば・・・お隣の美人OLの裸には惹かれるものがあるな」
うっかり喋っちゃう俺
「なにそれ?超ムカつくんだけど」
なんて不機嫌になる理佐ちゃん
ヤベエ・・・
なんて怯えてたら手紙男から理佐ちゃんに電話が
「私、手紙さんとデートだから出かけるけど憑いてこないでよ」
ヤキモチに背中を押され突然の手紙男からのデートの誘いに快諾な理佐ちゃん
「守護霊の俺が憑いてなくて大丈夫なんですかね」って憎まれ口叩く俺に
「うるさい!お隣のOLさんでも覗いてればいいじゃん」
なんてヤキモチからとんでもないこと宣う理佐ちゃんだけど
お隣のお風呂の窓に魔除けのお札貼って俺が覗けないようにしてる理佐ちゃんだから好き
「ちきしょう!なんて女だ!」
お許しが出たと喜び勇んでお隣の美人OLのお風呂を覗きにきた理佐ちゃんの守護霊ね俺
しかし、言葉とは裏腹に窓に魔除けのお札貼って覗けなくしてるヤキモチ理佐ちゃんに怒り沸々な俺
だいたい自分は手紙男とデートしてんのに俺が美人OLのお風呂覗くのは邪魔するってどういう料簡なんだい?
なんて独り言呟きながら違う窓から部屋に潜入して直にお風呂覗くことにした俺
残念・・・来客中かよ
なんて肩を落とす俺
「うん?あいつ俺の舎弟じゃねえか?」
美人OLの客が欅園に居た俺の舎弟だと知りエッチ見れるかもなんて期待にしばし宙に漂うことにした俺
「あんたに言われて監視してるけどさ、やたら独りで怒ってて気味悪いんだけど」
なんて幽霊の俺が居るとも知らずに舎弟に文句言う美人OL
監視してるって理佐ちゃんのことか?
「あんなに美人なのにうちの兄貴みたいなダメ男に惚れてたぐらいだから頭の具合は良くねえかもな」
タバコの煙を吐き出しながら笑う舎弟
そんな話はいいから早くエッチせえよってイラつく俺
「でもさ、なんだってあの娘・・・理佐ちゃんだっけ?監視しなきゃいけないのよ?」
舎弟に訊ねる美人OL
「兄貴が最後のヤマで強奪した金がまだ発見されてないからよ、急に欅園に現れた理佐さんに渡ってんじゃないかと思ってな」
真剣な顔で呟く舎弟
俺が強奪した金行方知れずになってんのか?
それにしても知らないうちに変な事に巻き込まれ始めてる理佐ちゃんだから好き
「あのボンクラが~あんな綺麗な美人OL とエッチしやがって、腹の立つ」
好きで覗いてたくせに自分より大人なエッチする舎弟に劣等感を抱きそれを怒りに変えて惨めさを誤魔化す守護霊な俺
「なに独りでぶつぶつ文句言ってんのよ」
なんてお帰りの理佐ちゃん
「あら、お泊まりかと思ったらお早いお帰りで」
意外と早く帰ってきた理佐ちゃんに嫌味を言う不機嫌な俺
「なによ、機嫌が悪いからって私に八つ当たりしないで」
なんて文句言いながらお風呂に入る理佐ちゃん
「ねぇ、大事な話あんだけど」
なんてお風呂から上がり改まる理佐ちゃんに小声でって目で合図する俺
そしてファミレスに移動する理佐ちゃんと俺
「なんで私が銀行強盗のお金を持ってるなんて疑われなきゃいけないのよ!?」
なんて驚く理佐ちゃん
「確かにね、見た目と違って小心者な理佐ちゃんが着服するわけないのにね」ってうなずく俺
「どさくさ紛れに小心者とか言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、早く記憶取り戻して私の着服疑惑晴らしてよ!」って無茶を言う理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・」
「なに?」って不機嫌に返事する理佐ちゃん
「髪が立ってます」って呟く俺
「もう、なんでこんな時に幽霊の相手しなきゃなんないの!」
自分の妖怪レーダーに苛立つ理佐ちゃん
「すいません、こんな時にお邪魔しまして」
なんて苛立つ理佐ちゃんに謝りながら姿を現す男の幽霊
その幽霊見て
「うおおおぉ~頭が割れる~」
なんて頭を抱えて点滅し始める守護霊な俺
「ちょっと、色々起こり過ぎてついてけないんだけど・・・」
なんて風雲告げるイタコの理佐ちゃんファイナルの激流に呑まれまいといつものローテンションになる理佐ちゃんだから好き
「なんだ~立候補する奴は一人も居ないのか?」
学級委員を決める際に立候補する者が居ないのに業を煮やす担任の土田先生
「じゃあ、面倒くせえから出席番号が一番後ろの奴がやれ」
なんて土田先生の投げやりな提案で学級委員になってしまった愛しの理佐ちゃん
「さっそく音楽祭で何やるか決めろ」
土田先生の提案で前に出されてホームルームを仕切らされる理佐ちゃん
やべえ、恥ずかしがり屋の理佐ちゃんには大役過ぎて無理だろ
てな俺の心配をよそに真っ赤な顔して下向くだけのモジモジ理佐ちゃん
「なに言ってるか聞こえませ~ん」
なんて頑張るも小声の理佐ちゃんをここぞとばかりにからかう意地悪なブス
ますます下向く理佐ちゃん
「なんだお前は見かけの割りに頼りない奴だな、仕方ないから助手つけてやるか」
なんて生徒を物色する土田先生
面倒くさい役を仰せつかっては大変と下向く生徒たち
「あのう・・・」って小声で土田先生になにか頼む理佐ちゃん
「おい俺、渡邉がお前を指名してるから書記やれ」って俺を指差す土田先生
先生の横で俺に両手合わせてごめんなさいポーズする理佐ちゃんだから好き
「まさか書記にされてしまうなんて」
他人には無関心な個人主義者を装う世捨て人なはずの俺
何の因果か?
理佐ちゃんに指名されて学級委員の助手である書記になってしまった俺
「ごめん、まだクラスで喋れるの俺君しか居ないから・・・」
なんて小声でささやく人見知りが重症な世界一可愛い理佐ちゃん
それはそれで嬉しいなって永遠に理佐ちゃんが喋れるのが俺だけなら良いのになって夢想家な俺
「それでは合唱の曲はどうするかだけど何か希望の曲ある人いたら言ってくんない?」
俺を頼りきり全然前に出ない地蔵理佐ちゃんを庇いながら進行役を買って出る書記な俺
しかし、何を聞いても返事をしてこないクラスメイトたち
結局何も決まらず授業開始の合図と共に時間切れなホームルーム
「困ったもんだな・・・」
休み時間に腕を組む俺に
「俺君に頼りきりでごめんね」
自分のことを言われたと思い謝る理佐ちゃん
「違う違う、曲が決まらないのを困ってただけだよ」
理佐ちゃんの勘違いに慌てる俺
「そうなの、良かった、俺君に頼りきりだから怒ってるのかと思った」って微笑む理佐ちゃん
「大丈夫だよ、理佐ちゃんが見た目と違って軽くぽんこつで喋れないのは何となく察してたから」って優しい俺に
「さりげなくぽんこつ呼ばわりしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「馴れるのに時間がかかるけど馴れたらちゃんと喋れるんだからね」ってほっぺ膨らます可愛い理佐ちゃん
「確かに良く喋るかな・・・」って俺に
「俺君は特別だよ、なんか話しやすいんだ」って呟く理佐ちゃん
「ありがとう」って特別扱いにお礼を言う俺
お礼を言われて自分の呟きの意味に気づいて照れる理佐ちゃん
「それより曲どうしよう~」
なんて話を逸らすために大げさに嘆く理佐ちゃんだから好き
「ねぇ、みんなちょっと待って!」
朝から合唱曲が決まらずに責任を感じていた学級委員の理佐ちゃん
授業が終わり帰りを急ぐクラスのみんなに声をかける理佐ちゃん
「クラスでやる合唱の曲だからみんなにも考えて欲しいんだ」
そうでなくても蚊の鳴くような小声が緊張で震えてしまう理佐ちゃん・・・可愛い
「なに言ってるか聞こえないし、塾があるから、合唱なんて無駄なことは学級委員に任すよ」
なんて理佐ちゃんの呼びかけにも無関心なクラスの者共
人類史上最高の美人理佐ちゃんの呼びかけに無関心なんて不敬罪で死刑にも値するぞと怒髪天な俺
「ちょっと待てよ、お前ら!」
小声理佐ちゃんに代わり演説始める俺
「俺のお義父さんは今でこそ世界一のお豆腐屋さんだけど、若い頃は腰がきまらず・・・かくかくしがじか・・・」
なんて理佐ちゃんから聞いたお父さんの話を巧みに取り込み演説ぶつ俺
「だからさ、クラスみんなで合唱なんて今しか出来ないんだから全力でやってみようぜ」って締める俺
「熱血なんて迷惑なだけだよ~」
俺をからかいながら教室を出てく女子グループや申し訳なさそうに塾へ急ぐ男ども
「言葉はかくも無力か・・・」って虚しさを覚える俺に
「私のお父さんの話パクってんじゃねーよ」
なんて優しい笑顔でドス効かす理佐ちゃん
「ごめん、理佐ちゃんが頑張ってるの見たら黙ってらんなくて」って頭を掻く俺に
「ありがとう、私は熱血好きだよ」って言ってくれる理佐ちゃん
「それよりさ、私のお父さんいつから俺君のお義父さんになったの?」
なんて笑顔で聞いてくる理佐ちゃんだから好き
「俺君おはよう」
駅から学校への道をチャリを押して歩く俺に元気に挨拶してくれる愛しの理佐ちゃん
「どうしたの自転車?」って俺のチャリを覗き込む理佐ちゃん
「なんか調子悪くてさ」
とか言いながら、理佐ちゃんと並んで歩くために自転車が故障した振りして待ちぶせしてた理佐ちゃんに恋する健気な俺
「そろそろ買い替え時なのかな・・・」
理佐ちゃんにウソついた後ろめたさから余計な補足する小心な俺
「ダメだよ、大事に使いなよ」って俺のウソに乗ってくる純粋な理佐ちゃん
「そっ、それもそうだね」ってなんか申し訳ない俺
「それにさ、この自転車には思い出があるから・・・」
そう呟き俺に微笑む理佐ちゃん
「初めて俺と2ケツした思い出?」って理佐ちゃんからのYESを待つ俺
「ううん、放置自転車総倒しでもう間に合わないよ~、からの雨の中劇的に高校入試に間に合った逆転の思い出」
俺の期待をはぐらかす臍曲がりな理佐ちゃん
「ちぇっ、俺が逆転の立役者なのに・・・」って拗ねる俺に
「拗ねてんじゃねーよ」って嬉しそうにドス効かす理佐ちゃん
「俺君と初めての二人乗りも思い出だよ、あくまでおまけだけどね」
なんてイタズラな笑顔で軽快に歩きだすドSな理佐ちゃん
嬉し過ぎたのか突然転ぶ理佐ちゃん
ラッキー!?朝から愛しの理佐ちゃんのパンチラチャンス到来や~
「理佐ちゃん大丈夫かい?」
なんてニヤニヤを隠しながら理佐ちゃんを助けに走る俺
「めっちゃ痛~い」って泣いてる理佐ちゃん
「ひぇ~!?」
顎から血が出てる理佐ちゃんにパンチラどころではない俺
「どけどけ!当たると痛えぞ!」
慌てて理佐ちゃんを自転車の後ろに乗せて学校の医務室にチャリを全力疾走な俺
「ねぇ俺君」って俺の後ろから小声で話しかけてくる手負いの理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん、どっか痛いの?」って心配半端ない俺に
「ううん違うよ、また俺君と二人乗りの思い出が出来ちゃったなぁと思ってさ」
なんて呑気な理佐ちゃんだから好き
「俺君ありがとうね」
なんて顎の絆創膏が痛々しい傷だらけの天使理佐ちゃんに胸が痛む俺
「お礼なんていいよ、それより傷残ったりしないよね?理佐ちゃんみたいな美人の顔に一生消えない傷が残ったりしたら世界的損失半端ないよ」
なんて神様の最高傑作理佐ちゃんの美貌に傷が残るのを心配する俺
「大げさ」って俺とは対照的に覚めてる理佐ちゃん
「多分大丈夫だよ」
俺を安心させようとことさら笑顔になる健気な理佐ちゃん
「多分なんてあやふやだな、もっとちゃんとした医者行った方がいいかな?」ってうろたえるばかりで無力な俺に
「平気だよ、万が一傷が残っちゃったら責任取って俺君のお嫁さんにしてもらうから」
なんて笑いながら冗談を言う理佐ちゃん
「本気にするからな」
ここぞとばかりに理佐ちゃんとの結婚にリーチかける俺に
「怖~い」ってドン引きの理佐ちゃん
「それよりさ、自転車故障してたんじゃなかったの?」って慌てて話しを変える理佐ちゃん
ヤベー、理佐ちゃんが怪我したショックで自転車が故障してる設定をすっかり忘れてた迂闊な俺
「理佐ちゃんと一緒に学校行こうと思って・・・」
恥ずかしながら素直になる俺
「つまんないウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ごめんなさい」って素直に謝る俺に
「やだ、許してあげない」って拗ねった振りする理佐ちゃん
「こんなに理佐ちゃんの怪我を心配したんだから許してよ~」
理佐ちゃんの拗ねに付き合うすっかり骨抜きにされちゃってる俺に
「じゃあ、許してあげるよ」って上から宣う女王様な理佐ちゃん
「その代わり、今日から俺君の自転車の後ろは私の専用だからね」
なんて照れ笑いする理佐ちゃんだから好き
「渡邉大丈夫か!?」
お昼休みに教室に駆け込んでくる松山ケンイチな先輩
何故お昼休みにバスケ部のユニフォーム着てんだコイツ
って引く俺やクラスの皆
「先輩・・・」
俺やクラスの皆とは逆に乙女な顔する愛しの理佐ちゃん
うっ、理佐ちゃん俺に気がある設定のはずだけどどうなってんだ?って心中穏やかじゃない俺
「私たちの中学の先輩で理佐の憧れの人」
さりげなく教えてくれる理佐ちゃんの親友の葵ちゃん
「じゃあ、くれぐれも無理すんなよ」
なんて俺の理佐ちゃんに偉そうに指示して教室を出てこうとする松山先輩
「はい、先輩ありがとうございます」
俺相手の時には見せない素直さでアピールする理佐ちゃん
「なに見てんの?」
俺の冷めた視線に気づき、後ろめたさから攻撃的になる理佐ちゃん
「あんな、いかにも女にモテるためだけにスポーツやってますみたいな男が好みとは・・・」って嫌みを言う俺を
「うるさい!黙って!」って瞬殺する理佐ちゃん
「なんだよちきしょう・・・」ってイジケル俺
「もう、中学の先輩と喋ったぐらいでいじけないでよ」って困る理佐ちゃん
「俺君ヤバいね、どう考えてもあの先輩の方が有利だよ、1年の時からミスター欅坂高校に選ばれてるハイスペック野郎だからね、そうそうに諦めるが吉だよ」
なんて下僕の分際で偉そうに講釈垂れる澤部
放課後の掃除当番が澤部となんて、松山ケンイチな先輩の出現から何か歯車が狂い始めたとしか思えない俺の人生
「うるせえ、俺のプロファイリングじゃ理佐ちゃんはハイスペックな男より、ダメな男に引っかかって苦労するけどそれでも幸せだって言ってくれるタイプなんだよ」って泣きながら澤部に言い返す俺
「なに戯言言ってんだよ、現に理佐ちゃん先輩に誘われてバッシュ見に行っちゃったじゃないかよ、きっと今ごろお揃いの紐なんてプレゼントされて顔赤くしてるよ」って高笑いする澤部
と、そこに
「誰が顔赤くしてんのよ」
なんて教室に入ってくる理佐ちゃん
「すいません」って理佐ちゃんの威厳の前に食い気味の土下座で謝罪する下僕澤部
「先輩とバッシュ見に行ったんじゃなかったの!?」
突然の理佐ちゃん登場に戸惑う俺に
「俺君と一緒に帰ろうと思って引き返してきちゃった」って照れ笑いする理佐ちゃん
あまりの嬉しさに呆然と立ち尽くす俺
「ほら、手伝ってあげるから早く帰ろう」
なんて俺から箒を取り上げて掃除始める理佐ちゃんだから好き
「流れる季節の真ん中で♪」
なんだかんだありながらも合唱曲も決まり練習に勤しむ我がクラス
何事も消極的なクラスの皆から押し出されるように学級委員って理由だけで指揮者を任されたマエストロな理佐ちゃん
タクトをふるう姿がカッコイイ愛しの理佐ちゃんではあるが・・・
「渡邉さんリズムが違うんだけど」
なんて愛しの理佐ちゃんにイチャモンつけるクラスの外道ども
その完璧な美貌とは裏腹に調子っ外れなリズムを奏でるやや音感に難のある理佐ちゃん
「お前ら理佐ちゃんにイチャモンつける前に理佐ちゃんのリズムに併せる努力しろよ、ちょっと音痴な指揮者でも皆で庇えばきっと良いものが出来るよ」
多少強引な論法ではあるが書記として学級委員の理佐ちゃんを庇わねばならない俺
そんな俺の苦しい胸の内を知ってか知らず知らずか?
「音痴とか言ってんじゃねーよ」って小声でドス効かす理佐ちゃん
「俺君の言う通りだよ、理佐の指揮棒は飾りだと思って歌おうよ」
なんて俺に賛同してくれるダブリの齋藤ふーちゃん
パンで買収されてピアノ担当になってくれた渡辺ぺーちゃんがピアノ弾き出して練習再開の我がクラス
「もう指揮者やんない」
合唱の練習が終わった帰り道、俺と二人だけになった途端に文句言い出す内弁慶な理佐ちゃん
「まあ、そう怒らずに気を鎮めてよ」って機嫌をとる俺
「だって皆がやりたくないからやってんのに文句ばっかり言われるからやりたくないよ」って駄々っ子理佐ちゃん
「でもさ、指揮者やって様になるの理佐ちゃんしか居ないじゃん、実際タクト持ってる理佐ちゃんのかっこよさは際立ってるからね」
さらに機嫌をとる俺
「おだててんじゃねーよ」
なんてドス効かすも俺に褒められてニヤニヤが止まらない理佐ちゃん
「あっ、可愛い」って仔犬を発見する理佐ちゃん
「犬はさ、1番古い人類の友達なんだよ~なんたらかんたら」
原案の麻生君みたいに犬のウンチクを披露しようとするもさして知識があるわけじゃなく適当にごまかす俺
「ふ~ん、よく分かんないけど可愛いな」って仔犬を抱き上げる理佐ちゃん
そこに降り出す雨
「俺君、濡れちゃうからうち寄ってきなよ」
なんて言いながら俺のチャリの後ろに座るちゃっかり理佐ちゃん
「送ってけってことかな?」って苦笑いする俺に
「うん、ついでにこの子飼えるようにお父さんのこと説得して欲しいんだ」
なんてなかなかの難題突きつけてくる理佐ちゃんだから好き
「てめえ、また来やがったのか!」
再度渡邉豆腐店に来訪した俺にいきなり臨戦態勢な理佐ちゃんのお父さん
「ちょっと、雨が降り出したから自転車で送ってくれたんだから俺君のこと威嚇しないでよ」って俺を庇ってくれる理佐ちゃん
「お前、またうちの娘と2ケツしたのか?」
理佐ちゃんが着替えに行った隙に尋問開始の理佐ちゃんのお父さん
「はぁ、送ってけって言われまして・・・」って絡む気満々のお父さんに弱る俺
「お前、なに法律違反したのうちの娘のせいにしてんだよ」
やっぱり絡んできた理佐ちゃんのお父さん
「また威嚇してる」
俺がお父さんにイジメられてないか心配で慌てて戻ってきてくれた愛しの理佐ちゃん
Tシャツショーパンの理佐ちゃんに目が釘付けの俺・・・エロくて堪らん
「どうしたの顔真っ赤だよ」
お父さんをお店に追いやり聞いてくる理佐ちゃん
「なんでもない・・・」って言いながらも理佐ちゃんのTシャツショーパン姿を目に焼付ける思春期真っ盛りな俺
「理佐が高校に受かったのも俺君のお陰なんだからどんどん食べてね」
なんて俺をすき焼きでもてなしてくれる理佐ちゃんのお母さん
「ありがとうごさいます」って肉にがっつく俺
「そういえばさ、俺君うちのお父さんに頼み事があるって言ってなかったっけ?」
あからさまに仔犬を飼うための交渉を俺に丸投げする理佐ちゃん
「まさか嫁によこせなんて言うんじゃねえだろうな」ってめっちゃ勘違してキレる粗忽なお父さん
「ちょっと、なに急に言ってんの」って慌てる理佐ちゃん
「良かったね、飼えることになって」
庭で仔犬と遊ぶ理佐ちゃんに声かける俺
「うん、また俺君に助けてもらっちゃった」
なんて言いながら縁側に座る俺に嬉しそうに微笑む理佐ちゃん
すったもんだの挙げ句なんとかお父さんを説得することに成功した俺
「お義父さんめっちゃキレてたね」
勘違い野郎な理佐ちゃんのお父さんに思い出し笑いする俺
「本当恥ずかしい・・・」って照れる理佐ちゃん
「あの感じだと理佐ちゃんを嫁にもらう奴はマジで何発か殴られそうだな」って早くもビビる俺に
「ビビってんじゃねーよ」って笑いながらドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、まだ付き合ってもいないのに気が早くない?」
なんて言いながら隣に座ってきそうな理佐ちゃんだから好き
「付き合ってもいないのに気が早くない?」
なんて苦笑いしながら俺の隣に座る薄着の理佐ちゃんに胸が高鳴る俺
「確かに・・・」
すぐ横に居る理佐ちゃんのエロい身体が気になってしまって呟くのが精一杯な俺
邪しまな俺の視線に気づき唸る早くも理佐ちゃんに忠実な仔犬
「どうしたの急に唸りだして」って自分の足元で俺を威嚇する仔犬の頭を撫でる理佐ちゃん
「そろそろ帰ろうかな」
仔犬に威嚇されて神にも等しい理佐ちゃんをエロい目で見ていた自分に気づき恥ずかしさから引き上げることにした俺
「雨もあがったし、がんもの散歩がてら送ってあげるよ」って優しい理佐ちゃん
「がんも?」って仔犬を指差す俺
「うん、お豆腐屋の犬に相応しい名前かなぁと思って」って安易なネーミングセンス見せつける愛しの理佐ちゃん
「しかし、理佐ちゃんのショーパンは破壊力半端ないな」
先生に怒られあくびしながら席に着く俺
昨夜見た理佐ちゃんのショーパン姿のせいで寝坊してしまい遅刻の俺
「遅刻してんじゃねーよ」って休み時間と同時にドス効かす理佐ちゃん
「なんか寝れなくてさ」って不眠の原因である理佐ちゃんに苦笑いする俺
「今日も俺君が待ち伏せしてると思ったのにな」って拗ねる理佐ちゃん
「待っててくれたの?」って理佐ちゃんの言葉に嬉しさ隠しきれない俺
「人のこと待たせといて喜ばないでよ、拗ねてんだからね」って可愛い理佐ちゃん
「じゃあさ、明日から待ち合わせしようか?」
昨夜見た理佐ちゃんのショーパン姿を脳裏に描き性欲を勇気に変えて一歩踏み出す俺
「恥ずかしいからやだ」
なんて顔を赤くして逃げてく理佐ちゃんだから好き
「付き合ってもいないのに気が早くない?」
なんて苦笑いしながら俺の隣に座る薄着の理佐ちゃんに胸が高鳴る俺
「確かに・・・」
すぐ横に居る理佐ちゃんのエロい身体が気になってしまって呟くのが精一杯な俺
邪しまな俺の視線に気づき唸る早くも理佐ちゃんに忠実な仔犬
「どうしたの急に唸りだして」って自分の足元で俺を威嚇する仔犬の頭を撫でる理佐ちゃん
「そろそろ帰ろうかな」
仔犬に威嚇されて神にも等しい理佐ちゃんをエロい目で見ていた自分に気づき恥ずかしさから引き上げることにした俺
「雨もあがったし、がんもの散歩がてら送ってあげるよ」って優しい理佐ちゃん
「がんも?」って仔犬を指差す俺
「うん、お豆腐屋の犬に相応しい名前かなぁと思って」って安易なネーミングセンス見せつける愛しの理佐ちゃん
「しかし、理佐ちゃんのショーパンは破壊力半端ないな」
先生に怒られあくびしながら席に着く俺
昨夜見た理佐ちゃんのショーパン姿のせいで寝坊してしまい遅刻の俺
「遅刻してんじゃねーよ」って休み時間と同時にドス効かす理佐ちゃん
「なんか寝れなくてさ」って不眠の原因である理佐ちゃんに苦笑いする俺
「今日も俺君が待ち伏せしてると思ったのにな」って拗ねる理佐ちゃん
「待っててくれたの?」って理佐ちゃんの言葉に嬉しさ隠しきれない俺
「人のこと待たせといて喜ばないでよ、拗ねてんだからね」って可愛い理佐ちゃん
「じゃあさ、明日から待ち合わせしようか?」
昨夜見た理佐ちゃんのショーパン姿を脳裏に描き性欲を勇気に変えて一歩踏み出す俺
「恥ずかしいからやだ」
なんて顔を赤くして逃げてく理佐ちゃんだから好き
今夜読もう
滅多に訪れる人も居ない欅板の僻地である我がスレに気づいてくれてありがとうございますm(__)m
「待ち合わせしても遅れてくるんだ」
待ち合わせ場所の公園に現れた俺を見るなり文句言う理佐ちゃん
恥ずかしいからやだなんて言ったくせにやっぱり待ち合わせしたいなんて言い出した理佐ちゃん
「理佐ちゃん乗せるためにチャリを手入れしてたんだ」
なんて愛しの理佐ちゃんを乗せるためにチャリをカスタムした俺
「理佐ちゃん号・・・」
チャリのボディに書かれた文字を見て目を丸くする理佐ちゃん
「理佐ちゃん専用だからさ俺のチャリは」って誇らしい俺
「ダサくないかな・・・」って呟く理佐ちゃん
「そんなことないよ、理佐って名前は響きも字面も完璧に可愛いよ」って理佐ちゃんに訴えかける俺
「まあ、いいや」ってチャリの後ろに乗る理佐ちゃん
どうやら俺の相手をしていると学校に遅刻してしまうと判断したらしい理佐ちゃん
「ほら、早く漕ぎなよ」って俺を急かしてくる理佐ちゃん
「流れる季節の真ん中で~♪」
音楽祭で自らが指揮者となり合唱した三月九日を俺の背後で歌う上機嫌の理佐ちゃん
「タクトふるう理佐ちゃんカッコ良かったね」って理佐ちゃんを褒める俺
褒められて照れたのか歌うの止める奥ゆかしい理佐ちゃん
「忙しく過ぎる日々の中で俺と理佐ちゃんで夢を描く♪」
なんて理佐ちゃんから引き継いで替え歌を歌う俺に
「変な替え歌歌ってんじゃねーよ」ってチャリの後ろからドス効かす理佐ちゃん
「俺君は私とどんな夢描いてんのよ?」
なんて照れ隠しにぶっきらぼうな理佐ちゃん
「恥ずかしいから言わない」
理佐ちゃんに拒否されるのが怖くて結婚なんて夢を描いてるとは言えない俺
そもそもまだ仲の良いクラスメイトでしかない身の俺だけに仕方ない・・・
「言わないってことは、描いてはくれてるんだね、私との夢・・・」
なんて呟き俺の背中にもたれてくる理佐ちゃんだから好き
「理佐ちゃん先行ってて」
学校着いたらやっぱり遅刻な俺と理佐ちゃん
理佐ちゃんを先に行かせて自転車置き場にチャリを置きに行く俺
その背後で
「痛~い」って転ぶ愛しの理佐ちゃん
理佐ちゃんまた転んでる・・・
俺がよく転ぶ理佐ちゃんに嫌な予感を感じてる隙に
「渡邉大丈夫か?」
なんて理佐ちゃんに駆け寄る松山ケンイチな先輩
「先輩どうしたんですか?」
こんな時間に校門辺りにいる松山先輩に戸惑う理佐ちゃん
まずい・・・松山先輩を見る理佐ちゃんがまた女の顔になってる!?
「土曜日の花火大会一緒に行かないか?」
花火大会に誘うために理佐ちゃんを待ち伏せしてた松山先輩
困ったように俺の方を見る理佐ちゃん
なんか言わなきゃって焦るけどミスター欅坂高校に選ばれるほどに格上な松山先輩にビビって立ち尽くす俺
「ねぇ、なんで困ってんのに助けてくれなかったの?」
1時間目の授業が終わるなり俺に文句言いにくる理佐ちゃん
「ごめん、困ってるって思わなかった」
なんて理佐ちゃんが困ってたのに気づかなかったふりする俺
「なんで気づいてくんないの、先輩に強引に花火大会一緒に行く約束させられちゃったじゃん」って拗ねる理佐ちゃん
「いや・・・ほら、あの人理佐ちゃんの憧れの先輩だって葵ちゃんが言ってたから・・・」
理佐ちゃんが松山先輩と花火大会に一緒に行くと聞いて動揺したせいか、言わでもな事言う俺に
「つまんない事気にしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「私は俺君と花火大会一緒に行くつもりだったんだからね」
なんて怒る理佐ちゃんだから好き
「俺君よ~俺は情けないぜ」
とぼとぼ歩く俺に心無い言葉を浴びせる親友の澤部
理佐ちゃんと松山ケンイチな先輩に割って入ることが出来なかった俺
その報いで花火大会には澤部と理佐ちゃんの親友原田葵ちゃんと3人でお出ましってわけだ
「ちきしょう、あの時に理佐ちゃんが俺と一緒に花火大会に来るつもりだったと分かっていたら・・・」
なんて暗くなり始めた夜空に叫ぶ嘆きの俺
「今さら何言ってんの、理左が俺君のこと好きなのなんて見え見えなのに」
無責任なこと言うごぼうな葵ちゃん
「そうだよ、葵ちゃんが俺のこと好きなのがモロバレなぐらい理佐ちゃん分かりやすいのに、本当情けないよ」
俺を詰るふりしてさりげなく葵ちゃんにアピールするやり手な澤部
「やだ、澤部君何言ってるの」
なんて澤部の肩を叩く満更でもない葵ちゃん
いつの間に・・・澤部恐るべし
「俺君!あれ理佐ちゃんと先輩じゃないか?」
斥候よろしく花火大会の会場に向かう人波の中に理佐ちゃんと先輩を発見する三等兵澤部
「理佐ちゃん・・・」
仕方なく先輩に付き合ってるわりに浴衣姿でバッチリ決めてる理佐ちゃんに大切なものが遠のいてくのを感じる俺
しかし理佐ちゃん綺麗やな~
「女にとって恋はタイミングだからね、一緒に花火見たりしたら先輩に恋心が芽生えるかもよ、元々憧れてたわけだし」
なんて小4丸出しのくせに恋を語る葵ちゃん
「うるせえ、小4はわた飴でも食ってろ」って葵ちゃんに八つ当たりする俺
「小4って言うな!!死ね死ね!」
なんて頬っぺた膨らまして小4丸出しで怒る葵ちゃん
「ちょっと、こんなことでケンカしなくてもいいでしょ」
慌てて葵ちゃんの機嫌とる情けない澤部
と、その時・・・
「渡邉大丈夫か!?」
響き渡る松山先輩の叫び声
愛しの理佐ちゃんに緊急事態発生か?
澤部と葵ちゃんを放って置いて人波をかき分ける俺
やっぱり転んでる理佐ちゃんに凍りつく俺
「どけい!」って松山先輩を突き飛ばし理佐ちゃんを抱える俺
「うおっ!?鉢割れとるやないか!」って頭から血を流す理佐ちゃんにマジ焦る俺
「ぼさっとしてねえで救急車呼べよ!」って誰にともなくを怒鳴るパニック起こしてる俺
救急車来るまで俺の腕の中で気を失ってる理佐ちゃんだから好き
「ひぃ~頭痛い!?」
ファミレスに男の幽霊が現れた途端に頭が痛くなり点滅始めた守護霊な俺
「俺君大丈夫?」
俺の様子に心配する愛しの理佐ちゃん
「私のせいですかね?俺君とは因縁あるし」
なんて理佐ちゃんに話しかける男の幽霊
「ちょっと、俺君に近づかないでよ、消えちゃうじゃん」
点滅してる俺が消滅しちゃうかもと慌てる理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・そいつ・・・俺のこと殺した奴・・・」
頭抱えながら声を振り絞る俺
「え~~っ!?」って驚きの悲鳴あげる理佐ちゃん
「お客様いかがなさいましたか?」
さっきから独りで奇声あげてる状態の理佐ちゃんにビビりながら声かけるファミレスの店員
「あっ、すいません、ちょっとコンタクトが・・・」
なんて誤魔化す理佐ちゃん
「いやあ、お恥ずかしい、本当は俺君の前に顔出せた義理じゃないんですけどね」
なんて頭掻きながらへらへらしてる俺を殺した幽霊
恥ずかしいからファミレスに居たくないなんて理佐ちゃんの提案でカラオケにやってきた理佐ちゃんと俺と俺を殺した仇敵の幽霊
「やい!てめえに撃たれた心臓の痛み忘れてねえぞ、コラ!」
なんてへらへら笑う仇敵を睨む俺
「俺君・・・」って俺のこと見る理佐ちゃん
「お前だきゃ絶対許さんからな!」って仇敵憎しで悪霊化待った無しで理佐ちゃんスルーの俺
「お互い死んだ身なんですからそんなこと言わないでくださいよ」
なんてまだへらへらしてる仇敵の幽霊
「ねぇ俺君?」ってなんか言いたそうだけど小声過ぎてまたもやスルーされる理佐ちゃん
「殺されてんのに簡単に許せるかバカ野郎!」ってキレる俺に
「無視してんじゃねーよ」
なんてドス効かす理佐ちゃんだから好き
「俺君記憶戻ったの?」
無視されていじけてたけど俺の説得で機嫌直した理佐ちゃんの呟き
「この野郎の顔見たら思い出した」
頭痛かったのは記憶の封印が解けたからみたいな俺
「それじゃあ過去のことはチャラってことで」
なんて俺が記憶を取り戻したのに便乗してくる仇敵
「え~っ!?先に撃とうとしたの俺君なの」
なんて仇敵澤部の話を丸飲みして驚く理佐ちゃん
「はい、お金を独り占めしたあげく俺と土田を撃とうとしたんです、自分から銀行強盗に誘ったくせにとんだ凶悪犯ですよ」
理佐ちゃんに聞かさなくても良いことまでべらべら喋る澤部
「最低だな・・・」って俺を白い目で見る理佐ちゃん
「結局金は俺君が何処ぞに隠したか分からないし土田は隠した場所を聞き出す前に俺君を撃った俺を責めるしで嫌になっちまいましてね」
なんて理佐ちゃん相手に愚痴る澤部
「それで土田の野郎も殺っちゃうかなんて思ってたらあの野郎察知して警察に逃げ込みやがって・・・」
俺よりお前の方が極悪人じゃねえかな澤部
「それでヤケ起こして死んじゃったの?」
俺も澤部もどっちもどっちだと見極めをつけたらしく興味無さそうに聞く理佐ちゃん
「いえ、女を襲おうと思って夜の街をふらふらしてたら車に轢かれまして・・・」
なんて凶悪犯には相応しい惨めな末路な澤部
「ひゃっはははは~、それで未練残して幽霊になっちゃったから成仏すんの手伝ってくれってか?」
記憶は戻るし仇敵澤部の惨めな最後聞けて笑いが止まらない俺
「さあ理佐ちゃんこんな奴放っといて帰ろうぜ」って助ける気なんてさらさらない俺
「うん・・・」ってなんか元気ない理佐ちゃん
「理佐ちゃんと付き合ってた記憶しかなくて不便してたけどやっと完全体の俺に戻れたよ」
なんて高笑いの俺
「良かったね」ってなんだか不安そうな理佐ちゃん
「理佐ちゃん大丈夫か?」
部屋に帰ってきてからも元気無い理佐ちゃんが気にかかる俺
「もしかして記憶戻った代わりに私の守護霊になってからのこと忘れちゃったかと思ってさ・・・」
なんて呟く理佐ちゃんだから好き
「いや、全然覚えてるよ」
過去の記憶が戻る代わりに守護霊時代の記憶を失ってないか心配してた愛しの理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんを安心させてあげる俺
「それよりさ、明日は俺様埋蔵金を掘りに行こうよ」って理佐ちゃんを誘う俺に
「ねぇ、どうしてお金独り占めしようとしたの?」
なんて聞いてくる理佐ちゃん
「うん?舎弟の惚れた女をデブ専のボスから取り返すのに金が必要だったんだよね、だから後腐れないように舎弟じゃなくて澤部と土田って悪党を臨時雇いして金だけ独り占めしようと思ったんだけどさ、
あの澤部が思った以上にビビりで殺されるって勘違いしたんだろうね、俺もあいつが人を殺すのに躊躇無い奴なんて思ってなかったから油断してた」
なんて苦笑いな俺
「なんで取り返そうと思ったの?」
分かりきったこと聞いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんのこと嫁にしたいからに決まってんじゃねえか、俺の作戦失敗のせいで舎弟の惚れた女をデブ専のボスに取られたまんまで理佐ちゃんと幸せになれねえじゃん」
なんてこれまた分かりきったこと答える俺
「そっか、そうだよね」って寂しそうに笑う理佐ちゃん
「どうした?」って聞く俺に
「なんで死んじゃったのかなぁって思ってさ・・・」
なんて言っても仕方ないこと言う理佐ちゃん
「ごめんね、生きてたら今頃独り占めした金で欅園をでっかくして理佐ちゃんに贅沢三昧させてあげてたのにな」
なんて哀愁な俺
「贅沢なんてさせてくれなくていいから生き返ってよ・・・」
なんて無茶ぶりする理佐ちゃんだから好き
「理佐ちゃんのためならエンヤコラ~」
なんて樹海に隠した俺の埋蔵金を掘る俺
「ねぇ、鼻歌なんていいからちゃんと掘ってよ」
贅沢より生き返ってよなんて言ってたわりに翌朝直ぐに俺を連れてお宝探しの理佐ちゃん
これだから女ってやつは・・・
しかし、守護霊の俺から見ても完璧過ぎる理佐ちゃんが時おり見せる女性特有の度しがたいエゴが嫌いじゃない俺
いやむしろそれも理佐ちゃんの可愛いの要素なわけで・・・
とにかく理佐ちゃんのために埋蔵金を掘り出す俺なのです
「こんな所に隠してたら分かる分けないよな」
なんて現れる仇敵澤部の幽霊
「わっ!?びっくりした、なに憑いてきてんのよ」
文句言いながら澤部に向かって聖水かけるエクソシスト理佐ちゃん
「熱いじゃないか!止めなさい」って理佐ちゃんに文句言う澤部
「止めてあげるから俺君みたいに誰かに取り憑いて埋蔵金掘るの手伝ってよ」
なんて澤部を脅すやり手な理佐ちゃん
「俺君の惚れた女だけあってなかなかの気性難だな」
なんて文句言いながら登山してたオッサンに取り憑いて俺を手伝う澤部
「お前なんだって俺たちに憑いてくんだよ、恨みこそあれ恨まれる覚えねえぞ」
澤部に取り憑かれる謂れのない俺と理佐ちゃん
「強奪した金の行方が気になって成仏出来ないんだよ、早く掘り出して俺を成仏させてくれ」
なんて宣う澤部
それ聞いて掘るの中止する俺
「ねぇどうしたの?」って不思議そうな理佐ちゃん
「何が悲しくて俺を殺した野郎を成仏させるために埋蔵金掘らなきゃいけないのか!」ってキレる俺に
「そんな小さいこと言ってないで掘りなよ」
なんて俺を殺された恨みより埋蔵金への欲が勝っちゃいそうな理佐ちゃんだから好き
「これが銀行から強奪した3000万です」
ついに掘り出した埋蔵金を愛しの理佐ちゃんに捧げる俺
「ちょっと待って」
なんて俺を制して澤部に埋蔵金を見せる理佐ちゃん
「おおっ、これで成仏出来る・・・」
呟くと同時に点滅始める澤部
「うわっ、あのバカ登山のオッサン置き去りで成仏しちまった」
地べたに転がるオッサン見て嘆く俺
と、そこに
「あんた本当に兄貴が取り憑いてんのかよ?」
なんて現れる俺の舎弟
そういえば理佐ちゃんの部屋を監視されてたのうっかり忘れてた俺
「じゃあ殺されてからずっと守護霊になって理佐さんを守ってたんですか?」
俺に説明されてようやく納得した舎弟
「ああ、理佐ちゃんしっかりしてるように見えて案外ぽんこつだからよ、心配で成仏出来なかったんだよな」
なんて理佐ちゃんの体への未練で幽霊になったとは舎弟に知られたくない兄貴な俺
俺と舎弟から離れたとこで目を¥マークにして札束数えてる理佐ちゃんを見てうなずく舎弟
「それよりお前なんだって理佐ちゃんを監視してたんだよ、金に釣られて理佐ちゃんに何かするようなお前じゃねえだろ」
なんだかんだ舎弟を信頼する良い兄貴な俺
「はあ、兄貴の強奪した金がみんなナンバー控えられてるって情報が入ったんで万が一理佐さんに渡ってたら理佐さんが厄介事に捲き込まれると思いまして・・・」
なんのことはねえ、理佐ちゃんを心配してただけの舎弟
「ずっと行方探してたんですけどね、まさか欅園で逢えるとは・・・」
なんて理佐ちゃんを見る舎弟
「お前まさか・・・理佐ちゃんのこと?」
なんて俺の舎弟まで恋の虜にしちゃう理佐ちゃんだから好き
「お前いつから理佐ちゃんのこと狙ってたんだよ」
舎弟を正座させて詰問する俺
「狙ってたなんて人聞きの悪いこと言わんでください・・・」
なんてまだ札束数えてる理佐ちゃんの方をチラチラ見ながら話す舎弟
「欅園で見かけて以来兄貴の代わりに生涯お守りしようと思っただけです」
やっぱり理佐ちゃんの虜になってる舎弟
「それってプラトニックで理佐ちゃんとエッチしたいとかじゃねえのか?」
大事なことなので真剣に聞く俺
「当たり前じゃないっすか!兄貴の思い人である理佐さんにそんな気持ち有るわけないじゃないっすか、だいたい俺女房子供居るんすよ」って怒る舎弟
「いやでもさ、お前にその気が無くても理佐ちゃんなんか変に男に過ち犯させちゃう魅力あるじゃん、不倫の恋に誘っちゃうみたいなやつがさ」
なんて舎弟の剣幕に慌てて言い訳する俺に
「人聞きのの悪いこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「理佐ちゃん聞いてたの!?札束に目が眩んで俺たちなんて眼中に無いのかと思ってたよ」
なんて苦笑いする俺
「お金の亡者みたいに言わないで」ってほっぺ膨らませて怒る理佐ちゃん
「それよりライター貸して」
なんて俺の手からライター受け取り俺の埋蔵金を燃やしちゃう理佐ちゃん
「わっ!?なにやってんの~」
理佐ちゃんのあまりの凶行にどうしていいか分からない俺
「俺君の敵討ちしてあげてんだから騒がないでよ」
なんて山火事一歩手前の理佐ちゃんだから好き
「ひぃ~俺の金~」
慌てて火を消しに走る俺
「兄貴!これで良いんです、どうせナンバー控えられてる金なんて下手に使えねえんだからこのまま燃やしちまいましょう」
なんて俺を引き留める舎弟
「うるせえ離せバカ野郎!俺が消えても大丈夫なように理佐ちゃんに金だけでも残してあげてえんだよ」
燃え盛る札束に虚しく叫ぶ俺
「ねぇ、そんなにがっかりしないでよ」
ため息つきながら窓の外を眺める俺を励ます理佐ちゃん
「そんなに心配なら私結婚しないよ、そしたら俺君ずっと私の守護霊やってられるじゃん」
なんて呑気な愛しの理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんに再びため息な俺
ハンドル握りながら何か言いたげに俺と理佐ちゃんを見つめる舎弟
「じゃあ理佐ちゃん幹部の体をサウナに放置したら光の速さで帰ってくるから」
理佐ちゃんにそう言ってヤクザの幹部の体を帰しに行く俺
「兄貴、お供しますよ」
ベンツの助手席に俺を座らせる舎弟
「たまには覗かれないでお風呂入りたいからのんびりしてきなよ」
なんてしばらくぶりに会った俺と舎弟に気を使う理佐ちゃんだから好き
「俺が取り憑いてるヤクザの幹部の金だから好きなだけ呑めよ」
理佐ちゃんの好意に甘えて飲み屋で舎弟とささやかな同窓会を開く俺
「ところで兄貴、成仏近いんじゃないですか?」
ひとしきり思い出話に花を咲かせた後に切り出す舎弟
「あと数日ぐらいかな、澤部の幽霊と会って記憶が戻っちまったからな、記憶を封印する条件で理佐ちゃんの守護霊に推挙してもらったからどうしようもないな」
素直に白状する俺
「兄貴らしくないですね」
素直な俺に面喰らう舎弟
「お前には俺の代わりに理佐ちゃんを生涯守ってもらわなきゃいけねえからよ」
照れ隠しに焼き鳥を頬張る俺
「理佐さんには伝えないんですか?成仏近いこと・・・」
「理佐ちゃんああ見えて案外脆いとこあるからよ、さりげなく消えてくよ」
理佐ちゃんの悲しむ顔は見たくないから黙ってさよならするつもりな俺
「理佐ちゃんただいま!」
小声で囁き寝てる理佐ちゃんを宙に漂いながら眺める俺
別れが近いから理佐ちゃんのエロい寝姿を目に焼きつけておきたい俺
「女は順応性高いっていうからから俺の居ない生活にも直ぐに慣れるさ」
なんてまたもや点滅始める俺
「う~ん、俺君のエッチ、、、ムニャムニャzzz」って寝言な理佐ちゃん
俺の気も知らないで呑気な夢見てる理佐ちゃんだから好き
「理佐ちゃん頼みあるんだけどさ・・・」
朝ごはん食べてる理佐ちゃんに頼み事な俺
「夢の中でお風呂覗いたからやだ」
なんてイタズラな笑顔で理不尽なこと言う愛しの理佐ちゃん
くっ、このアマ色々気にかけてあげてんのに・・・
なんて軽くイラつく俺
「わっ!?俺君点滅してるよ」
イラついたせいで点滅抑えるの忘れてた俺
昨夜、理佐ちゃんの寝姿見てたらエロモード過多になってしまい
意識してないと点滅が止まらなくなっちゃった俺ってわけだ
「ねぇ、もしかして澤部の幽霊みたいに成仏しちゃうってことないよね」
なんて鋭い理佐ちゃん
いや、鋭いもなにも澤部が点滅しながら成仏すんの見てたんだからいくら迂闊な理佐ちゃんでも勘づくか?
理佐ちゃんを崇拝してるわりに理佐ちゃんのポテンシャルを見くびってた俺
「ただの浮遊霊と守護霊を一緒にしないでくれよ、俺は理佐ちゃんをきっちり幸せな結婚に導く使命果たすまでは成仏しないよ」
なんて強気に押しきる優しいウソな俺に
「そっか、そうだよね」
俺のウソを簡単に信じてほっとする理佐ちゃん
やはり見た目は超絶ポテンシャルだけど他はそれなりのポテンシャルな理佐ちゃんは愛おしい
「欅園のお母ちゃんに俺君のこと説明すんの?」
俺の頼み事に意外な顔する理佐ちゃん
「うん、恥ずかしいんだけど記憶戻ったらお母ちゃんのこと抱き締めてあげたくなっちゃったんだけどさ、いきなりヤクザの幹部に抱き締められたらお母ちゃんびっくりしちゃうだろ・・・」
なんて照れながら話す俺に
「あんた・・・マザコンだったんだ・・・」
なんてちょっと引く理佐ちゃんだから好き
「お母ちゃん会いたかったよ~」
なんて欅園で俺を育ててくれたババアに抱きつくヤクザの幹部に取り憑いた俺
「くっつくな、むさっ苦しい」
照れ隠しにきついこと言うお母ちゃん
「世間様に迷惑ばっかりかけて申し訳なくて情けないよ」
なんて説教始めるお母ちゃん
それ見て涙ぐむ愛しの理佐ちゃん
「記憶戻ったけどお母ちゃんが口やかましい説教ババアなのはうっかり忘れてたわ」
ベンツのハンドル握りながらぼやく俺
「無理してんじゃねーよ」って笑いながらドス効かす理佐ちゃん
「無理してないけど理佐ちゃんありがとうね、お母ちゃんに上手く説明してくれて」ってお礼言う俺
「信じてくれて良かったよ、それに俺君が守護霊じゃ苦労するでしょ?なんて同情までしてくれるしさ」
なんて笑う理佐ちゃん
「守護霊になってからだけじゃなくて生きてる時も苦労ばかりさせてすまなんだ」
成仏も近いんでこの際だからちゃんと謝罪する律儀な俺
「苦労なんてしてないよ、迷惑はいっぱいしてるけど・・・」
なんて呟く理佐ちゃん
「迷惑はしてるんだ・・・」って苦笑いな俺
「当たり前じゃん、俺君のせいで幽霊は見えるようになっちゃうし妖怪レーダーのせいで髪の毛は逆立っちゃうし、本当いい迷惑だよ」って頬を膨らます理佐ちゃん
「それに油断してるとお風呂覗こうとしたりスカートの中から出てくるしさ」
言われてみたら確かに迷惑かけてる俺
「まあ、お風呂やスカートは俺君なりの愛情表現だから大目に見てあげるけどさ」
なんて言って俺に初めて本気で成仏したくないって思わせる理佐ちゃんだから好き
「私と手紙さんを一緒に呼び出すなんてなんかあったんすか~理佐ちゃん居ないみたいだし」
今までになかったシチュにテンションあがるもなちゃん
「大ありですよ」って二人に覚悟決めさせる俺
「かなり近いうちに俺消えるから・・・かくかく・・・しかじか・・・」
なんて澤部の幽霊登場からの流れを説明する俺
「そんな・・・」
さすがにショック受けるもなちゃん
難しい顔して黙り込む手紙男
「まあ、そんな訳だからよ、理佐ちゃんのことよろしく頼むわ」
二人に頭を下げる男
「この厳ついオッサンも見納めかと思うと寂しいっす」
なんて俺が取り憑いてるヤクザの幹部を指差してうっすら涙浮かべるへそ曲がりなもなちゃん
「もなちゃんまで寂しがんなよ」
なんてどさくさ紛れにもなちゃんを抱き締める俺に
「ちゃんとさよなら言わなくて良いんですか?」
重い口を開く手紙男
「どんなに理佐ちゃんが悲しんでもちゃんとお別れするべきです」
俺の目を見て話す手紙男
「でもよ、ちゃんと別れたら理佐ちゃんの中で俺の存在が揺るぎないものになっちゃうじゃねえかよ
俺なんて黙って消えちゃう方が理佐ちゃんも簡単に忘れられんだろ、しばらくは怒ってるかもしんねえけど」
なんて自分が消えた後の理佐ちゃんと手紙男のことを考えて理佐ちゃんには何も言わずに消えるつもりだった俺
「俺さんのことを理佐ちゃんが忘れなくても構いません、そんな理佐ちゃんだから好きになったんですから」
とか言ってくれる手紙男
もしかして当たりの男を引いたかもしれない理佐ちゃんだから好き
「理佐ちゃん話あんだけど・・・」
手紙男に唆されて理佐ちゃんに成仏が近づいたことを知らせる俺
「やっぱりあの点滅は成仏が近いお知らせみたいなものだったんだ」
なんて俺の点滅の意味に納得する理佐ちゃん
めっちゃ泣かれるかと思ったら案外けろっとしてる理佐ちゃんに拍子抜けする俺
いや、がっかりと言うべきか・・・
どこかで俺と離れたくないって泣かれるの期待してた俺
「はっはははは~最期まで守護霊失格だったな」
いつか来る俺との別れをとっくに受け入れてた理佐ちゃんと比べてまだまだ理佐ちゃんに未練がある自分に笑っちゃう俺
「私が言うのも何だけどさ、結構立派な守護霊だったと思うよ」
俺を慰めてくれる愛しの理佐ちゃん
「気遣ってくんなくていいよ、守護霊なのに理佐ちゃんが幸せになるの見届ける前に消えるんだからやっぱり失格だよ」
なんて苦笑いする俺
「前にも言ったけどさ、俺君が幽霊になって現れてからずっと幸せだよ、私は」
言ってから照れ隠しに下向く理佐ちゃん
よく見たら肩を震わせてる照れ隠しじゃなくて泣いてる理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・」
泣くほど俺のこと思ってくれてる理佐ちゃんがありがたいやら理佐ちゃんとの別れが悲しいやらでなんかもう言葉に出来ない俺
ずっと立ち尽くしてたら
「俺君体が!?」
なんて理佐ちゃんの切迫した声が!
「うお!?めっちゃ点滅しとる」って悲鳴の俺
どうやら理佐ちゃんに別れを告げた拍子に成仏のスイッチが入ってしまった俺
「ウソでしょ~」
叫びながら消え行く俺を抱きしめようとするもすり抜けて地べたに転がる理佐ちゃん
「理佐ちゃん今までありがとう!時の続く限り、いや、時が絶えても永遠に好きだ!!」
言うと同時に消える俺に
「あっさり消えてんじゃねーよ」
なんて最愛のドス効かせてくれる理佐ちゃんだから好き
「俺君よぉ、そろそろ生まれ変わるかどこぞの馬の骨の守護霊やるか決めてくれや」
なんてガタガタうるせえ神様
愛しの理佐ちゃんとお別れして天国にやって来て早2年の月日が経つ俺
その間に理佐ちゃんは手紙男と結婚して幸せに暮らしている
暮らしているどころか妊娠9ヶ月、もうじき男の子が産まれてますます幸せになるだろう
「理佐ちゃんは優しいから良いお母さんになるだろうな」
なんてモニターで地上の理佐ちゃんを見守るいまだに守護霊気取りな俺
「またモニター勝手に持ち出してんのかよ、それは天国でも幹部クラスしか使用出来ないんだから勘弁してくれよ」
なんて文句ばっかさな神様
「うるせえな、このモニターでしか愛しの理佐ちゃんを見守れないんだから堅いこと言うなよ」
成仏したわりに理佐ちゃんに未練たらたらな俺
「俺にうるせえって言ったね、これも慈悲だぜ」
なんてウインクしたかと思ったらいきなり麻酔銃で俺を撃つ神様
「てめえ・・・ちきしょう・・・」って意識を失う俺
ここは何処だ?そもそも俺は誰だ?
なんて意識が戻った途端に記憶喪失意識真っ白な俺
「そろそろオシメ換えて欲しいのかな」
なんて男の声が
そっと目を開けて見るとむさっ苦しい男の顔が・・・キモい
「う~ん?きっと抱っこだよ」
男の声に応えるぶっきらぼうな声
なんか堪らなく愛おしい声だな
「オギャア~オギャア~」
声の主の顔が見たくて泣いてみる俺に
「泣いてんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら抱っこしてくれる超美人で可愛い俺のママ
「俺君は理佐が抱っこすると機嫌が直るな」
なんて呟いてるこいつが俺の親父か
俺君ってのが俺の名前なわけねって納得する俺
「俺君から名前貰ったから似ちゃったんだよ、俺君私のこと大好きだったからさ」
なんて赤ん坊の俺を優しく見つめる理佐ちゃんだから好き
完
「俺君、悟空ちゃんが変な人連れてきたよ」
来客に聞こえちゃうような声で俺を呼ぶ三蔵な理佐ちゃん
どうして普段は小声なくせに悪口の時は大きな声出すんだ?
聞かれたらどうするつもりなんだよ、理佐ちゃんのために来てもらってんのに・・・
不用意な理佐ちゃんに首を傾げながら来客を出迎えに玄関へと急ぐ俺
「遠いところをはるばるお越しいただき畏れ入ります」
なんて来客にうやうやしくお辞儀する俺
「早速だけど今私のこと変な人っていった娘がそう?」
なんて悟空から詳細を聞いてきたらしい最強の霊能者宜保なーこ
理佐ちゃんから恐怖新聞を祓ってもらおうと大枚はたいて依頼したってわけだ
「そうなんですよ、うちの理佐ちゃんにたちの悪い霊が取り憑いちまいやしてね、なーこ先生になんとか助けていただけたらと思いやして」
なんて這いつくばってお願いする俺
「変な人呼ばわりするような性悪な女は助けない」
やっぱり理佐ちゃんの余計な一言聞かれとるやないか~い
なんて頭抱える俺
「なーこちゃんがへそ曲げると大変ですからなんか食べ物出してください」
困る俺にアドバイスくれる宜保なーこの弟子かとし
なんだかよく分からないままに美人なかとしの言うがままに食事を振る舞う俺
それから3日
「俺君、ありゃたちの悪いたかりじゃないすかね」
いまだに食べるばかりで理佐ちゃんに憑いた恐怖新聞を祓ってくれない宜保なーこと弟子のかとしに疑惑を抱く八戒
「失礼なこと言わないでよ、最低限のことはやってあげてるよ」
なんて地獄耳な宜保なーこ
「言われてみれば先生が来てから恐怖新聞が配達されてないような」って呟く愛しの理佐ちゃん
「うちの豚が失礼なこと言ってすいません、どうか理佐ちゃんをお助けください」
やはり最強の霊能者だった宜保なーこに土下座してお祓いを頼む我ら三蔵一行
「なーこちゃん、可哀想だから助けてあげましょうよ」
なんてへにょへにょ宜保なーこに頼んでくれるかとしだから好き
「理佐ちゃん怖がってないでここにお座り」
宜保なーこのお祓いが始まる段になったらビビり出した理佐ちゃんを説得中な俺
「怖いから無理」って駄々こねる愛しの理佐ちゃん
「そんなこと言わないでこっちおいでよ」って粘り強く理佐ちゃんを説得する俺
「やだって言ってんじゃん」
理佐ちゃん相手だと俺が下手にしか出てこないのを承知してるだけに強気で押し切ろうとする理佐ちゃん
悟空に目で合図する俺
「ちょっと!なにすんのよ」
自分に襲いかかる悟空に文句の理佐ちゃん
「お師匠様のためなんですから我慢してください」
俺の指示で理佐ちゃんを縛りつけて宜保なーこの前に転がす悟空
「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」
すかさず緊箍児の呪文を唱えて悟空に仕返しする愛しの理佐ちゃん
「なーこ先生よろしくお願いします」
悟空を犠牲にしながらもなんとかお祓いの準備を整えて宜保なーこにお任せな俺
「理佐ちゃん、怖くないように側に居てあげるからね」
なんて理佐ちゃんの隣に座る俺
「では今から恐怖新聞の作者の霊を呼び出して鬼形礼を説教してもらいます」
そう言うと何やら唱え出す宜保なーこ
すると何やら白い煙のような物が空間にたち現れ段々と人の形をとり始める
「怖っ・・・」って呟く理佐ちゃん
釣られて怖くなっちゃったので理佐ちゃんのケツを触り安心しようとする俺
いつもなら「触ってんじゃねーよ」なんてドス効かすはずだけど何も言わない理佐ちゃん
「理佐ちゃん大丈夫?」って心配になっちゃう俺
恐怖のあまり気を失っちゃってる理佐ちゃんだから好き
「メリージェーン♪」
なんて気絶しちゃった理佐ちゃんをよそに歌い出す幽霊
「ウソだろ!?」
宜保なーこの召喚した霊がつのだじろうじゃなくて弟のつのだ☆ひろなことに驚く俺
「なーこちゃん、間違いてるみたいですよ」
驚く俺見て宜保なーこに耳打ちする弟子のかとし
それ聞いてつのだ☆ひろを帰そうとする宜保なーこ
「ちょっと待ってくれくださいよ~メリージェーンは最後まで聞かせてよ」
なんて騒ぎ出すつのだ☆ひろファンの八戒
「てめえはすっこんでろ!」
理佐ちゃんから恐怖新聞を祓う目的を忘れた豚を一喝する俺
「すいません、なーこ教ではつのだと言ったらつのだ☆ひろのことなので・・・」って謝る宜保なーこ
「はあ、しかし生きてるつのだ☆ひろまで召喚出来るなんて半端ない霊能力ですね」
ちょっと感心する俺
「それはそうですよ、なーこちゃんは本物中の本物ですから」って先生自慢する弟子のかとし
「やっぱり凄い先生のお弟子さんであるとしちゃんも凄いんでしょうね」
かとしをとしちゃん呼びする馴れ馴れしい俺
「いえいえ、私なんて全然たいしたことないですよ」
なんてへにょへにょ答えるかとし
「なに言ってんすか!としちゃんめっちゃ美人なんだからもっと自信持ちましょうよ」
かとしを励ます下心な俺
「はあ・・・」
俺の励ましにも自信無げにうなづくかとし
「本当に美人ですよ、初めて見た時に理佐ちゃんと間違いそうになったんすから」
なんて必殺の褒め言葉を炸裂させる俺
「そうなんですか・・・」
俺の褒め言葉がピンと来てないかとし
「何が言いたいかと言うとね、としちゃんはオリンピックに美人って競技があったら人類史上最高得点叩き出しちゃう理佐ちゃんと間違われるくらい美人だって言いたかったんだ」
読解力に難ありなかとしに補足する俺に
「恥ずかしいこと力説しないでよ」って文句言う理佐ちゃん
気絶から覚めた途端にキレる理佐ちゃんだから好き
タイトルの後編は消し忘れですm(__)m
なんかツボに入ってしまったww
妄想が浮かんだ当初は宜保愛子さんのまんまだったんですけど書いてるうちになーこちゃんに変わっていましたw
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コメント
名無しのまとめラボ 2018年9月14日 23:12 ID: Y2NjE4NDI
理佐推しだけど、今のは流石に引きました。
名無しのまとめラボ 2018年9月15日 0:32 ID: g0NTY1MjY
また小説スレか
嫌いじゃないけど
名無しのまとめラボ 2018年9月15日 0:33 ID: g1NDc1MjQ
ぞわっとする
名無しのまとめラボ 2018年9月15日 6:43 ID: g3OTAwOTE
キモスレ、キモまとめ
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