――さて、「買い物」っていうのは、もちろん服を買いに行くんですよね。

原田「そうです。ひとりでも行くんですけど、お母さんと行くことが多いです」。

――この春から高校生になりましたが、まだお母さんと……。

原田「私、お母さんに『これどう？』っていちいち聞かないと買えないんです。優柔不断で、自分では決められないから。ひとりで行った時も、お店で気になる服を見つけたら、帰ってからネットで画像を検索して、お母さんに『これどう？』って確認します」。

――ほんとにお母さんがいないと決められないんですね。

原田「そうなんです。お母さんが『いいんじゃない』って言っても、またお店に見に行って迷ったりします。だから、『いいかげんにしなさい』って言われるんですよ（笑）」。

――そこまで迷うなら、もう買った方がいいのでは？

原田「でも決められないんですよ〜。『これ買ったら、タンスに入らないかな？』とか気になって。お母さんから、『一着買ったら一着捨てなさい』って言われてるから」。

――なんか、母の教えが多いな（笑）。

原田「まぁ、捨てないですけどね（笑）。捨てる時は、『ありがとう』って言ってから捨てないといけないんですよ。お母さんからそう言われてるので（笑）」。

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――すごくちゃんとした家庭ですね。「買い物」から帰ってきた後は「お菓子やご飯を作る」と書いていますが、原田さんはお菓子作りが得意なんですよね。

原田「はい。最近は料理にも挑戦してるんですけど、お菓子作りは中学生の頃から好きでした」。

――作るようになったきっかけは？

原田「小学生の時、運動会とか遠足の日のお弁当に、お母さんが必ずレアチーズケーキを入れてくれてたんです。久々にそれを食べたいなって思って、自分で作ってみたのがきっかけです。家では、思いついた時に作って、家族に食べてもらうんですけど、弟は舌が肥えすぎてるのでめんどくさいです（笑）」。

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――さすが、「欅って、書けない？」の「インテリ女王決定戦！」で、3位に入っただけありますね。

原田「でも、勉強は好きじゃないんですよ。小学生の頃、私があまりにも勉強をしないから、毎日、お母さんに100マス計算をさせられてたんです」。

――100マス計算って、どんなやつでしたっけ？

原田「方眼ノートに10×10のマス目を書いて、その上と左横に1〜10の数字を書くんです。それを足したり引いたりかけたりして、100問解くんです。それでお母さんと競争してました」。

――100問って、かなり大変じゃないですか？

原田「でも、コツがあるんですよ。お母さんに負けたくないから、自分でコツを開発していって、最後は40秒で解けるようになりました」。

――40秒で100問っていうことは……1秒に2.5問！　学力がハンパないですね。

原田「いえ、全然パッパカパ〜です（笑）。私、語彙力がないんです。お母さんが語彙力を鍛える本を買ってきたこともあるんですけど、1ページで飽きました（笑）」。

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